今を生きよう〜寂しがり屋のひとり好き〜

自身のワークライフ、メンタルヘルス、今までとこれからの英語学習について。

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【休職を決めた理由】危ないと思ったら逃げていい!

 

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9/17から休職して早くも約1か月が過ぎようとしている。

上長に休職届を出した後、定時間までに関係者に引継ぎを終え、PCを閉じようとしたところに「誰いつリストを作ってくれない?」と同僚からメールが来たが、見ていない事にしてPCを閉じた。

あのメールは衝撃的だった。

いつまでに製造図書を発行すればよいのか各担当がわからないというので、システムとは別に紙面で回覧板を作成し可視化したのだが、結局その回覧板の期日も守られず、後回しにしていたらどれが優先かわからなくなてしまったという。

怒りと絶望感の感情のコントロールができなくなっていたので、そんな些細なメールも真に受けてダメージを受けたのだろう。その足で、病院に行き、担当医に「就業不能」の診断書を出された。

もう、余計な仕事はうんざりなので復職後はお断りする様にしようと思う。

さて、表題について、もうすぐ復職の準備をしなければいけないので、この休職中までの経緯と、休職中の過ごし方について簡単にまとめることにした。

《目次》

 

■1回目の発症

私は某電気メーカの生産管理担当だが、とにかく納期のプレッシャーが一番の理由出ると思う。

6年前に畑違いの重電関係に転籍となり、異なる環境で何にもわからないところから出発した。

「即戦力」という言葉は恐ろしい。なんのOJTもなく、何にも知らない素人に「さあ、俺と同等に仕事しろ」と突きつけられる。見て覚えろスタイル。とにかく現場を走り回った。どうしようもなくなり1回目の発症。産業医との面談で時短勤務で様子見となった。

この時はなんとか時短勤務で乗り切った。

 

■大炎上のプロジェクト担当に

仕事も覚え、人間関係も広くなり、それなりに結果を残してきたところで今度は大炎上のプロジェクト担当に。

毎日、誰かに頭を下げ、何とか軌道に乗せたところで大量の不良が発生。チームがプロジェクトの緊急性を理解していないとどうしようもない。

関係部門のマネージャーは電話にも出ず。メールで連絡しろという。緊急性わかってますか?と一般社員の私が吠えたところで何も変わらない。この辺で、積もり積もった人間不信が爆発し、心がポッキリ折れた。気持ちの良いくらいやる気がなくなった。

納期とかもうどうでも良いや~と完全に他人事。淡々とやることだけやって、定時間で帰宅する日が続いたが、相変わらず問い合わせはバンバンとやってくる。心が折れているのに何も発信しなければ他者にはわからない。会社にいれば仕事はやってくる。誰も助けてはくれない。緊張性頭痛がひどくなった。

上長は進捗会議で問題なく進捗中と言う。悪気はないと思うが、毎日のように「大丈夫だよね?」と問いかけられ「大丈夫ではないです。」と答える茶番が繰り返される。

問題点を挙げて状況説明しても改善はされず。

 

■不思議なタイミングのメール

そんな時に、産業医との面談をするようにメールが来た。会社で実施しているストレスチェックに自分が引っ掛かっていたが、忙しすぎて数か月前のメールは見落としており、そのフォローだった。

会社のホットライン宛にメールの下書きをしていたところに思わぬ助け舟といたところだった。

面談で、転籍後から今までの経緯を話ししたところ、勤労部門と上長へ話をしてくれることになった。

 

■休職を決めた理由

さっそく勤労部門の方から連絡があり、面談。内容は産業医とほぼ同じだったが、休職するかどうかは、掛かりつけの担当医と相談して決めるということにした。

しかし、もうこの時には自分の中で休職する事を決めていた。以下の3つの理由。

 

1.出世と引き換えになると十分理解していたが、命あっての物種精神疾患重篤になった人たちを見ていて、重篤になってからでは遅いと思い人生初の「休職」選択。

 

2.昨年父が他界し、今年で自分も45歳となったことから、「残りの人生、こんな事ばかりしていていいのか。」と毎日考えるようになった。不毛な仕事でもやるのがサラリーマンだが、現在は働き方も多様化してきており、「一度立ち止まってみよう」と考えた。

 

3.なるべく薬に頼りたくないというのもある。前回はサインバルタを飲んでいたが、躁が強く出て、自分で考えている以上の妙なハイテンションになる事があったので、なるべく薬を強くしたくなかった。

もし、薬を強くしてこのまま仕事を継続しても、折れた心は戻らず適当な仕事をしてしまう事が予想されたので、休職を選択した。

 

 

■休職中の生活

最初の1週間はとにかく寝たきりだった。何もやる気も起きず。ご飯を食べて寝る。起きてごはん食べる。ただそれだけだった。テレビも動画も何にも興味がなく、何にもしていないのに毎日疲れていた。

 

体調が良くならないので3週間目に病院に行き、薬を追加してもらった。

強い薬は副作用も強いので飲みたくなかったが、このままでは埒が明かないと考え已む無しの選択だった。

 

そこからは主に読書をし、疲れたら寝る。頭をからっぽにするためにただAmazonプライムで映画やアニメをボーっと見る。洗濯ものを干す、たたむ、たまに買い物に行くといった生活を送る。

 

 

5週間目くらいから、しばらく書いていなかったブログを再開した。

理由は2つある。

1つ目は、仕事でもPCを使うので、長時間PCに向かい合うリハビリと、ブログのカスタマイズが楽しくなったからだ。

 

2つ目は、暫く休んでいると、収入が無くなるのではという不安がわいてきて、何かやらねばと焦ってくる。会社はすべて有給休暇で休み、ちゃんと復職できるのでそんな事はないのだが、何かやらないと不安で、こんな時だからこそ新しい事にチャレンジしてみようとも思えた。

今更ながらASPについても少しずつ勉強している。

 

精神疾患は、多種多様で軽重も違うだろうが、どんな病気にしても早めの対処が必要で効果的だと思う。日本人は働きすぎだ。「風邪で休んでいられない!」「疲れたとき、慢性疲労に!」的な薬のCM、何かがおかしいと思う休職中のアラフィフでした。