今を生きよう〜寂しがり屋のひとり好き〜

自身のワークライフ、メンタルヘルス、今までとこれからの英語学習について。

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奇跡のリンゴ(再読)

今週のお題「読書の秋」

今週のお題に誘われて、奇跡のリンゴを再読しました。


久しぶりの一気読み!めちゃめちゃ引き込まれた〜😆 ただ1つの事に熱中出来る人は素晴らしいと改めて思いました。
不可能を可能にする不屈の努力、パイオニア精神、失敗を重ねたいくつもの研究。
何もかも捨てて、ただ純粋に1つの事に突き進む。
余分なものは全て削ぎ落とされ、純粋な芯だけが残る。
そんな人生を自分も送りたい。
実際に、木村さんの青森のリンゴ畑を見にいきたい。
そんなに人生を賭けれるものを見つけたい。
開発者である木村さんは、いつも明るく周りを元気にする人であったと同時に、研究熱心な人でもあった。
それだけでかなり能力高い人ですが、その能力高い人が死ぬ程努力して、最後に成功を掴み取る。
その苦労の上に手に入れた技術を人に惜しげもなく教える。そして、得られたリンゴや作物は、特別なものとならない様に、なるべく安く売る様に助言しているところがまさに今時代が求めているサステナブルな社会を築いていく事に繋がって行くのだろう。

しかし、Googleで「奇跡のリンゴ」を検索すると、東京では木村さんの意思に反して、結構お高いお値段で売られている。
残念です。
そして最後の部分が忘れられない。
木村さんの研究も遂に万策尽きた時、1本1本リンゴの木に「頑張ってくれ」と声を掛けて回ったが、自分を蔑んだ周りの農家の人目を避けていた為、畑境の1列の木々には声を掛けなかった。
声を掛けて回った木は生き残り、掛けなかった木は全部枯れてしまった。
鳥肌が立ちました。今の人間社会にも当てはまるのではないでしょうか。
人間も1人だと心が折れてしまうけど、ひと言励ましの声を掛けてあげれば助けてあげる事が出来るかも知れない。