今を生きよう〜寂しがり屋のひとり好き〜

自身のワークライフ、メンタルヘルス、今までとこれからの英語学習について。

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脳の力を生かす【復職】に向けてのトレーニング

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現在休職中の私ですが、11月3週から復職の予定で職場と調整中です。

復職に向けてのトレーニング(生活リズムを整える、7時間机に向かえる等)を始めています。そんな折、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授による【やる気の出し方や脳の力を生かす為のポイントとトレーニング方法】という記事を読みました。

精神疾患はこころの病気と言われますが、実際はストレスなどが原因で脳の物質が正常に作用しない状態の事です。 人間の思考や活動は脳によって司ります。ですから、集中力や発想力、判断力など、勉強や仕事のパフォーマンスは脳に左右されるといってよいでしょう。

私と同じ様に休職から明ける方や、勉強、仕事のパフォーマンスを上げたい方の参考になればと思い感想を記載します。

Contents




・ルーティンで取り組みやすく


やらなきゃいけないことがあるのに、やる気が出ない……。と悩んでいる人は多いと思います。私も私の妻も毎日「やる気でな〜い」が口癖の様になっています。
先生によると、やる気を出すには、「まず行動し始めること」が有効な手段だそうです。英語の勉強でも同じ事を学んだ気がしますが…脳には線条体(せんじょうたい)というやる気の中核となる部分があり、運動の開始や維持に関係するそうで、やる気が出るのを待つのでなく、動き始めることで活性化するそうです。 色々考えるのではなく、まず動く!これがポイントなんですね。
線条体は快感の予測でも活性化し、成績が上がって褒められたり、仕事で報酬を得たりする体験を重ねると、報酬を予測して線条体の活性化が前倒しされるようになり、やる気や集中力を高めることに繋がるそうです。
また、ルーティン(日課)が、仕事モードに切り替える"スイッチ"になっている人も少なくないでしょう。コロナ前は着替える、ネクタイを締める、電車に乗るなど勉強や仕事をする場所に行く事が自然とやる気を出すルーティンになっていた人も、現在では在宅ワーク、オンライン授業が普及し、今までと違ったルーティンに取り組む必要が有る状況となっています。 移動がなくても切り替えが出来る様に、仕事や勉強の前に机を拭いたり、今日やる事をノートに書いてみたり、新しい"スイッチ"を見つける工夫が必要だそうです。

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・ 休む前に、次の動きを決める

集中力、注意力を高めるポイントは、とてもシンプル。見るべきところを「しっかり見る」と意識することだそうです。
例えば鉄道関係の人たちが指さし確認をして安全確認をしたり、学生がマーカーで教科書にマーカ線を引いたりするのは、そこを「しっかり見る」ためで、何かを注視すると前頭葉が活性化し、集中力が上がるそうです。余談ですが、私も職場では必ず指差呼称をしていました。車運転時にも交差点では必ずやるようになりました。安全第一ですから。
また、『集中力は途切れないのが理想』と思いがちですが、長時間集中するのは疲れますし、そもそも不可能なことですよね。10~15分もたてば集中力は切れてしまいがちという方もおられるでしょう。集中力には限界があることを知り、積極的にリセットすることが大切との事。ではどの様にリセットをすれば良いのでしょうか。【疲れたときは糖質補給】皆さんもやられているとは思います。甘い物が口に入るだけで脳のドーパミン系が活性化し、気分転換になるようです。実際、栄養が脳に届くのは先のことなのですが、集中力を取り戻すためには少量の甘い物を口に含むだけでも十分だと言われています。また、休憩は長く休めば良いというわけではないらしく、大事なことは、思い込むことだそうです。たとえ1分だったとしても、「ここで1分休めば、回復して能力は上がる」と思うことで、短時間の休みをきっかけに、スイッチを入れ直す。これも甘い物と同様ですが、体力的に回復することとは違いますが、休憩後に何をやるかを決めてから休むことが、上手な休み方の基本であると言われています。

・記憶力を維持、向上させるポイント

例えば仕事では、ひと手間かかる、面倒くさい仕事を率先してすることが、脳のトレーニングになるようです。とはいっても、仕事効率を上げるために、部下や同僚に分散しますよね。私も効率人間なのですぐ同僚を頼ってしまいます。しかし、自分の脳がいつも楽な状態で、負が小さければ、衰えるのは当然。仕事に限らず、家事や趣味など、苦手なことにも積極的に向き合っていくことが脳のトレーニングになるとの事です。あまりに疲れすぎると逆効果ですが、適度な負荷も必要という事ですね。記憶力を維持、向上させるには運動、筋トレをはじめ、特に骨への刺激が重要で、骨から分泌されるオステオカルシンが働いて記憶力向上に役立つと言われています。ジョギングや縄跳びなど継続的に行うことが効果的だそうです。勉強や仕事がはかどる時間帯は朝型、夜型のようにクロノタイプと言って遺伝的に決まっているといわれており、びっくりでした。自分の実感として集中できる、記憶しやすい時間を選ぶようにする事がポイントのようなので、無理に朝型にならなくても得意な方で。でも脳が記憶する時間帯は睡眠時なので、夜型でも睡眠はしっかりとらなきゃですね。このように、生活の中には脳トレの機会がたくさん転がっているんだなと感じました。上手に生活の中で記憶力を鍛える事を意識してはいかがでしょうか。

・ 興味や関心がひらめきの鍵

発想やひらめきは、仕事をしたり、考えたりするときに働く脳の回路ではなく、ぼんやりしている時に活動している脳の回路が重要だといわれています。お風呂に入ったり、散歩したり、リラックスした時にこそ、新しいアイデアが生まれやすくなるようです。一度目を閉じて情報を遮断したり、その場で出来るスクワットや肩をまわすなど、軽い運動をしてみるとよいでしょう。緊張感する会議や、目前のことに夢中になっているときは、ひらめきを得づらい事はよく知られています。最近多くなったオンラインでの会議も、情報共有や中心者が話をする使い方には向いていますが、アイデアを生み出したい場合には不向きな場合もあります。誰も話さない時間もつくれたり、雑談も挟めたりするような空間こそ、アイデアが生まれやすい場ともいえるでしょう。また、インプット(入力)がなければ、アウトプット(出力)はできないと言われています。 ひらめきを得るためには常日頃からいろいろなものに興味を持ち、吸収し続けることが大切だということです。何事にも向上心を持ち続けるところに【ひらめき】がやってくるのですね。

・いつでもできる二つのトレーニン

日常的にできる脳を効率的に動かすためのトレーニングが二つ紹介されていました。一つ目は、文字を逆から読むトレーニンです。例えば散歩中、看板に書いてある文字を、平仮名で逆から言うと、どうなるか考えるだけなのですが、やってみると物凄く難しい。。。言葉や数字を順番に読むことが普通ですが、あえて後ろから読み上げようとすることで、脳に適度な負荷が掛かるそうです。脳の中のメモを使いながら考えるというイメージでやってみてください。二つ目は新聞を使ってできる、「仮名拾い」というトレーニンです。一度に二つのことを処理する能力が養われるそうで、記事を読み、内容を理解しながら、特定の文字の数を数えるトレーニングです。例えば、新聞のコラムなどを読みながら、同時に記事中の「か」の文字数を数えてみてください。簡単だと思ったら、制限時間を決めたり、数える文字の種類を増やしたりと、レベルを上げて挑戦してみてください。脳のパフォーマンス向上の鍵は、運動とバランスの良い食事、生活習慣病の予防や治療、良質な睡眠が大前提ですが、このように遊び感覚で脳を鍛えることが習慣化されれば、もっと人生がよりよくなるのではないでしょうか。 私も早速チャレンジしています。