今を生きよう〜寂しがり屋のひとり好き〜

自身のワークライフ、メンタルヘルス、今までとこれからの英語学習について。

MENU

「生産管理」というお仕事

皆さん、「生産管理」という仕事をご存知でしょうか。

製造業ではだいたい「生産管理」という仕事が存在します。

すでにIoTが進んだ事業では無いかもしれませんが、だいたいあると思います。

私は、直近では発電機という大物の生産管理を担当しております。

その前はLEDの製造ラインで生産管理をしていました。

小さな製品の大量生産の世界から、大きなインデント製品(一個しかない製品)の世界へ変わったわけですが、同じ「生産管理」でも、それはそれは大変な違いがありました。

まず、大抵の製品は「在庫」が有ります。

製造途中で品質異常があれば、「在庫」から引き当て、使用した分を補充します。

材料にも同じ事が言えます。

しかし、インデント製品は在庫が有りません。

1つの物を順番に組み立て、品質異常があれば仕事をストップし、原因調査や補修作業をして次に進みます。

この「在庫」がないという事がどれだけ厳しい事なのかという事を思い知らされています。

納品日限は決まっています。

生産管理は納期を確実に守る為に、部品の納品を早めたり、徹夜作業で日程を短縮したりして必死に納期を守ります。

納期遅れとなると、とんでもない金額が客先から請求されるからです。

「在庫」が有れば、不良品の部品と交換したり、様々な調整が出来ます。

しかし、我が社は「在庫」を持ちません。変なコンサルの信者になって、ムダ排を間違った方向へ捉えて、某車会社の生産方式を呪文の様に唱えています。

部品の共通化、ラインナップの統一など全く出来ていない、お客の言いなりの儲からない会社です。

注文住宅を建て売りの家と同じ価格で販売している状況です。

LEDを製造していた時は、在庫も怖くない程度に持っていました。

某車会社の生産方式も、怖くない程度の在庫(必要な在庫)を持つと指南書にも書いてありましたし、在庫による面積原価の悪化の改善ときちんとした比較をして欲しいものです。

 

▪️生産管理で良かったと思うところ

生産管理で良かったと思う事は、様々な部署と協力し合い、きちんと納期までに顧客が満足する製品を納品出来た時に、全員で達成感を味わう事が出来る事です。

初めての技術を適用する製品が有りましたが、その技術を適用しても問題ない事を検証する為にモックアップを作成したり、その日限を設定したり、夜遅くまで技術者と一緒に工程を検討したりと、大変な事も有りましたが、最後の製品をトラックに乗せて出荷する時は、やり切った思いで一杯になります。

 

次は生産管理をやめたいと思ったところを紹介したいと思います。